イベント紹介 特別講演「裁判とディベート〜勝敗を超えて」

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「裁判とディベート〜勝敗を超えて」

【日時】
8月13日(月)15:10〜15:40

【会場】
井上円了ホール
知的財産権を巡る訴訟や行政訴訟などに法律実務家としてかかわってきた東洋大学法科大学院の田中信義教授に、裁判とディベートの共通点や意義について特別講演をしていただきます。
議論を通じて論点を多角的に分析し、実態に迫るという手法は、裁判とディベートに相通じる特徴です。
裁判官として25年、訴訟代理人として12年の経験をもつ田中先生ならではのお話の中から、ディベートを通じて、日本の社会・経済 が抱える課題や身近な問題にいたるまで、その解決への糸口が見えてくることでしょう。
ディベート術がグローバル化への対応を一層求められる日本の若者に役立つスキルになることを確信しています。

【講師】
田中 信義
東洋大学法科大学院教授(知的財産法)
1947年生まれ。一橋大学法学部卒業後、1974年裁判官任官。東京高裁判事、法務大臣官房参事官(訟務担当)、松山地裁所長、長野地・家裁所長などを歴任し、2007年に知的財産高等裁判所部総括判事。東京高裁判事時代の 1991年、カレンダーに肖像写真を無断使用されたとして肖像権侵害を訴えたアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーらの主張を認め、著名芸能人やスポーツ選手の肖像はパブリシティ権として保護されるとする判決にかかわった。並行輸入品に認められる特許権の範囲を従来より狭く考える判決にもたずさわり、消費者に並行輸入による購買の選択肢を残した。